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1期11話
1期11話「みんなの夢、私の夢」

侑「スクールアイドルフェスティバルの申請書です!」

かすみ「承認をお願いしま〜す!」

菜々「ふむふむ… とても面白そうな企画ですね」

侑「はい スクールアイドル好きの みんなが楽しめるイベントにするつもりです」

生徒会副会長「あの」

侑「ん?」

かすみ「えっ?」

生徒会副会長「すみません 私が疎いだけかもしれませんが スクールアイドルとはどういうものですか?」

侑「え?」

かすみ「へへ〜ん」

かすみ「元気でかわいい かすみんのことで〜っす!」

生徒会副会長「ああ…」

生徒会副会長「ん?」

かすみ「うっ」

菜々「一般の生徒たちが 学校の部活としてアイドル活動をするんです」

生徒会副会長「会長 よくご存じですね」

菜々「えぁっ! うっ…」

菜々「生徒会長たるもの当然です」

生徒会副会長「あ…」

生徒会副会長「私も会長を見習って もっと勉強しなくてはいけませんね」

生徒会副会長「この申請書ですが 内容があまりにも漠然としていて このままでは承認はできません」

生徒会書記A「まず どこの学校と合同なのか書いてありません」

生徒会書記B「具体的な行動予定も欲しいところです」

かすみ「あわわわ… うう〜」

生徒会書記A「進捗状況も知りたいですね」

生徒会副会長「何より…」

かすみ「うっ!」

生徒会副会長「開催地の希望を出して頂かないと」

侑「じゃあ それが決まれば 承認してもらえるんですか?」

生徒会副会長「そうですね」

かすみ「分かりました!」

かすみ「善は急げです 侑先輩!」

侑「うん!」

侑&かすみ「失礼します!」

かすみ「えへへっ」


生徒会副会長「スクールアイドル好きの… みんなが楽しめるお祭り」

侑&かすみ「ん?」

生徒会副会長「すばらしいライブになるといいですね」

侑「あ… はい! ありがとうございます!」


かすみ「さあ 忙しくなりますよ〜!」




いこう! 明日へ

虹のMelodies


青空 雨あがり

希望の 風吹いて(Blowing)

予感のなか 踏み出すよ 最初の一歩


世界が きらめいて

ココロに 湧き上がる(Feeling)

「いま駆け出したいんだ…!!」

(Move on!  Move on!)


重ねあう 小さなメロディ(Our Colors)

弧を描いてほら 街中に響くよ

(Reaching for far blue sky!)

いっしょに歌おう!


溢れだす この気持ち

胸の奥 もう止まらない

虹色Passions!

勇気に染まるColors


果てしない 空のむこう

ミライへと 橋をかけよう


高鳴る シンパシー

キセキ咲いてくよ

いこう! 明日へ

光れMelodies


そうきっと ひとりじゃないよ

いつもみんな いるから

夢と夢 繋いでいこう



彼方「そっかあ…」

彼方「せつ菜ちゃんがいるから すんなり通るかと思ったけど そういうわけじゃないんだね〜」

せつ菜「すみません… 私も気持ちがはやっていました…」

侑「でも ちゃんと指摘してもらえて 何が課題なのかよく分かったよ」

歩夢「侑ちゃん 私も手伝うよ」

侑「ありがとう でも歩夢たちは フェスに向けての練習で忙しいでしょ?」

せつ菜「ライブは私たちみんなの夢ですよ 一緒に作っていきたいんです」

エマ「協力すれば 難しい課題もクリアできるよね」

璃奈「いつまでに決めればいいのかなあ」

せつ菜「来週の生徒会の集まりに間に合えば…」

しずく「優先して考えなきゃいけないのは 会場でしょうか」



愛「アハハッ!」

愛「ヤッホー!」

愛「愛さんのライブに来てくれてありがとう!」

愛「みんなにあいたかったよ! アイだけに!」

侑「愛ちゃ〜ん!」

しずく「えっと〜…」

愛「いや〜 やっぱりステージの上って テンション上がっちゃうね〜!」

彼方「分かるよ〜愛ちゃん 彼方ちゃんも ステージに立つとお目々パッチリ…」

果林「あ… 言いながら寝るのね」

侑「フフッ」

かすみ「う〜ん かすみんはファンの皆さんがもっと近い感じの方がいいですぅ」

侑「じゃあ 他の候補地も見てみようか」



エマ「ボーノ! いっぱい歩いた疲れが一気に取れちゃう!」

侑「たくさん見たよねえ」

エマ「私は 自然の中で歌いたいなあ」

エマ「風と波の音を聞きながらって ステキじゃない?」

かすみ「かすみんは 今日見た中ではここが一番いいですね」

かすみ「本当はここでお披露目ライブの予定だったから 一度は 立ってみたいなあって…」

エマ「うん そうだね」

しずく「ん」

彼方「すや〜」

愛「私は普通に 街の中で歌ってみたいんだよね」

侑「いつもながらバラバラだね」

果林「とりあえず もっと探してみましょ」

愛,彼方,エマ,璃奈「うん!」

侑,歩夢,かすみ,しずく,せつ菜「はい!」



侑「ん〜… ハァ…」

侑「夏休みの宿題 やってる?」

歩夢「うん 古典と数学はもうすぐ終わるよ」

侑「さすが歩夢 私なんてまだ手もつけてないのに」

歩夢「侑ちゃんいつも最終日にまとめてやってるもんね〜」

侑「あっ 来た」

歩夢「あ…」

侑「じゃあ 打ち合わせ終わったら 部室行くから」

歩夢「うん いってらっしゃい」



せつ菜「いかがでしょうか? スクールアイドルフェスティバル 参加して頂けませんか?」

遥「やってみたいです! お姉ちゃんから話を聞いて ずっと楽しみで!」

姫乃「私も賛成です とても面白そうですし…」

姫乃「また果林さんと同じステージに立てるなんて…」

姫乃「光栄です」

美咲「フフッ」

果林「え? こちらこそ そんなふうに評価してもらえて光栄だわ」

姫乃「はあああっ!」

美咲「この子 果林さんのファンなんですよ」

姫乃「み… 美咲さん!」


果林「あら そうだったの?」

姫乃「あ…」

果林「もっと早く 教えて欲しかったわ」


姫乃「ああああああああ はうっ!」

姫乃「はぁ〜…」

美咲「おっと」

美咲「フフフッ 私も賛成です」

美咲「『スクールアイドル好きのみんなが楽しめるお祭り』って 何だか ワクワクするわ」

クリスティーナ「私もステキだと思いました」

クリスティーナ「正式なお返事はメンバーと話し合ってからになりますが 東雲学院のみんなも きっと参加したいはずです」

美咲「藤黄学園も 前向きに考えさせて下さい」

せつ菜「あ…!」

侑&せつ菜「ありがとうございます!」



しずく「スケジュールの方はどうなんですか?」

侑「せつ菜ちゃんと相談中だよ」

愛「やっぱり 一番の課題は会場かあ」

侑「どこの会場もいいんだよねえ」

歩夢「一つに絞るって難しいね」

侑「歩夢は どこでやってみたい?」

歩夢「え?」

歩夢「う〜ん… どこがいいかなあ」

かすみ「フッフッフ… そこはかすみんにお任せ下さい!」


かすみ「はい!」

かすみ「ジャジャーン!」

せつ菜「か… かわいいです…!」

歩夢「かすみちゃん それなあに?」

かすみ「名付けて 『かすみんボックス』です!」

彼方「かすみんボックス?」

かすみ「かすみんにぴったりの会場を募集してみました!」

かすみ「応援してくれる人の声にしっかりと耳を傾けていく そんなアイドルにかすみんは…」

かすみ「は?」


侑「かすみちゃん?」

かすみ「ああっ!」

かすみ「うううううううう…」

しずく「えっ 何もなし?」

かすみ「うえええ!」

かすみ以外「あ…」

かすみ「何で一枚も入ってないんですか〜!」

侑「夏休みだし 学校に来る人限られてるからね〜」

かすみ「うわ〜ん! 侑せんぱ〜い!」

侑「うわっ!」

かすみ「あ〜ん! かすみん悲しいですぅ〜!」

侑「よしよし」

彼方「でも かすみんボックスってアイデアは 面白いよね」

かすみ「うっ」

せつ菜「はい! とってもかわいいです!」

かすみ「当然です! だってかすみんのかすみんボックスですから!」

愛「せっかくだし もっといろんなこと募集してもいいかもね」


愛「こんなのはどう?」

かすみ「ああ〜!」

せつ菜「おお〜!」

せつ菜「分かりやすくていいですねえ 早速置いてきます」

かすみ「ちょっと待って下さ〜い! それじゃあかすみんのかわいい顔が見えないじゃないですかあ〜!」

璃奈「そっか 今は夏休み」

璃奈「みんなに知ってもらわなきゃ…」



璃奈「あ…」

色葉「ヤッホー」

浅希「焼き菓子同好会でクッキー焼いたんだ」

今日子「スクールアイドル同好会をイメージしたの 一緒に食べよっ」

浅希「フフッ」

璃奈「みんな…」


浅希「フェスするんだね! 知らなかった!」

璃奈「できるだけ多くの人に知ってもらいたくて サイト作ってるの」

璃奈「はむっ」

璃奈「おいしい」

色葉「よかった〜!」

璃奈「あ…」

今日子「ねえねえ フェスのこと 友達に話していい? きっと喜ぶと思うんだよね〜」

璃奈「あ…」

今日子「どうしたの?」

璃奈「ん… まだ 生徒会の許可が下りてないから…」

今日子「あっ そうだよね ごめん」

今日子「ついうれしくて えへへっ」

璃奈「あ…」

璃奈「大丈夫 やっぱり伝えて」

今日子「え!?」

色葉「いいの? 璃奈ちゃん!」

璃奈「うん 絶対開催できるように頑張るから」

璃奈「楽しみに… してて」

今日子「ありがとう!」

浅希「頑張ってね 璃奈ちゃん」

璃奈「璃奈ちゃんボード 『きりりっ』」

色葉, 今日子, 浅希「フフフッ」

色葉「ところで愛先輩は?」

浅希「あ〜 試作品持っていこうって言いだしたのはそういう…」

色葉「だって〜…」

璃奈「愛さんたちならフェスに向けて 体力づくりしてるよ」



かすみ「かわいいかすみん通りま〜す!」

愛「アハハッ!」


歩夢「あっ…」

歩夢「あ… 侑… あっ」


歩夢「ハァ… ハァ…」



侑「歩夢 歩夢」

歩夢「あ…」

歩夢「フフッ… 侑ちゃん…」

侑「フフッ」

侑「先に帰っててもよかったのに」

歩夢「でも 侑ちゃんまだ帰ってなかったの分かってたし それにもし逆だったら 侑ちゃんだって帰るの待っててくれるでしょ?」

侑「うん そうだね」

侑「待っててくれて ありがとう」

歩夢「どういたしまして」

歩夢「フフフッ」



侑「せつ菜ちゃんに手伝ってもらったおかげで だいぶ進んだよ 申請書」

歩夢「よかったね」

歩夢「せつ菜ちゃんは一緒に帰らないの?」

侑「まだ 仕事があるんだって」

歩夢「…そうなんだ」

歩夢「申請書出すのは明日だよね?」

侑「う〜ん… その前に会場候補を絞ろうと言ってはいるけど…」

侑「本当にそれでみんなが思い描く 理想のライブができるのかなって… 悩むよ」

歩夢「東雲も藤黄も私たちも それぞれカラーが違うから そのみんなの願いを叶えるって大変なことだよね」

侑「あ…」



侑「みんな… みんなかあ…」



せつ菜「会場はどうしますか? 現実的なところでは 講堂ということになりますが」

侑「でも それだとみんなの希望が…」

かすみ「じ… 事件です! 大事件ですよ〜!」

侑&せつ菜「あ…」



生徒会副会長「申請書 拝見しました」

生徒会書記A「だいぶ内容が進んでいますね」

侑「はい!」

生徒会書記B「やはり 会場の記載がないようですが…」

侑「ずっと 同好会で話し合ってきました どこなら みんなが楽しめるライブになるのか」

侑「でも そうじゃなかったんです」

生徒会副会長「どういう意味ですか?」

かすみ「これを見て下さい」

生徒会書記B「これは?」

侑「口コミでフェスのことが広まったみたいで 本当にたくさんの人が メッセージをくれました」

生徒会副会長「メッセージ!? こんなにたくさん…」


生徒会書記A「彼方ちゃんの歌に…」

彼方「実はずっと励まされていて インターハイに出ることができました」

彼方「フェスが開催することになったら 何かお手伝いしたいです!」

エマ「エマさんのPVに毎日癒やされています!」

エマ「たくさん着せたい衣装があるので フェスが実現するの楽しみにしてます!」

璃奈「スクールアイドル同好会が大好きで クッキーを作っちゃいました」

璃奈「フェスがあるなら みんなにも食べてもらいたいな」


侑「メッセージを読んで みんなで話し合いました」

侑「本当に『スクールアイドル好きのみんなが楽しめるお祭り』って 何だろうって」

侑「それはきっと ライブをするだけじゃないんだって 気付いたんです」

生徒会副会長「ライブをするだけじゃない?」

侑「はい そうです」

かすみ「だってかすみんたちの夢だけ叶えるより…」

かすみ「応援してくれるみんなのやりたいことも叶った方が 絶対楽しいじゃないですか!」

侑「会場についても いっぱい希望が集まりました」

侑「だから 会場は一つに絞りません」

侑「全部でやります」

生徒会副会長, 書記A, 書記B「あ…」

侑「街全体を巻き込んで お祭りみたいにしたんです」

侑「いろんなところでいろんなアイドルたちが 自分らしいライブを披露する」

侑「そして スクールアイドルが大好きな人たちも 自分の好きを自由に表現できる」

侑「みんなの夢が集まって それを全部叶える場所」

侑「みんなが好きになってくれた スクールアイドル同好会らしいフェスの形って そういうものだと思うんです」


生徒会副会長「…なるほど」

生徒会副会長「スクールアイドル好きのみんなが楽しめるお祭り… ということですか」

侑「はい ワクワクしませんか?」

生徒会副会長「分かりました」

生徒会副会長「会長 私からはもう何もありません 会長はいかがですか?」

菜々「あ…」

菜々「はい いいと思います」


かすみ「やった〜!」

かすみ「やりましたよ〜!」

侑「うん!」

侑「ありがとうございます!」

生徒会副会長「私も… 参加してみたくなりました」

侑「え?」

かすみ「それって…」

生徒会副会長「実はあのあと スクールアイドルについて 少し勉強をしたんです それで…」

侑「分かります! 見ると好きになっちゃうよね!」

侑「ちなみに誰が好きなの?」

生徒会副会長「あ…」

生徒会副会長「…優木せつ菜ちゃん」

侑「え?」

生徒会副会長「でも私 好きになったばかりで 好きというのもおこがましいというか…」

菜々「うっ…」

侑「そんなことないよ! 好きに早いも遅いもないって!」

菜々「そうです! ゆ… 優木さんも 好きだって言ってくれたら喜びます 絶対!」

生徒会副会長「あ…! もしかして会長…」

菜々「え!?」

生徒会副会長「せつ菜ちゃんのファンですか?」

菜々「…え?」

生徒会副会長「力説されるから そうなのかなあって!」

生徒会副会長「うれしいです! こんな近くに同志がいるなんて!」

菜々「えっ… え〜っと…」

生徒会副会長「今度是非 一緒にライブに行きませんか?」



全員「かんぱ〜い!」

エマ「申請書が通ってよかったね〜」

せつ菜「生徒会のみんなも納得してくれてよかったです」

果林「副会長がファンになるなんて うまく隠し通せるの?」

せつ菜「謎のスクールアイドルとして ますます磨きをかけなくてはいけませんね!」

果林「だといいけど…」

エマ「ふふふっ」


璃奈「焼き菓子同好会のみんなが フェスに何か協力したいって」

しずく「服飾同好会の方もです!」

彼方「バスケ部に人も 会場の準備とか手伝ってくれるって言ってたよ〜」

愛「会場がいろいろあるって サイコーだよね!」

歩夢「楽しみだね フフフッ」


かすみ「侑先輩さすがですぅ!」


歩夢「ハァ…」


エマ「ありがとうね 侑ちゃん!」

侑「えへへっ そんなあ」

せつ菜「ウフフフッ」


歩夢「あ…」

歩夢「あっ 私飲み物買い出しに行ってくるね」

せつ菜「私も一緒に行きます」



せつ菜「いよいよ実現しますね 私たちのフェス」

歩夢「うん…」

せつ菜「侑さん 申請書の作成 本当に頑張ってらっしゃいましたねえ」

歩夢「それはせつ菜ちゃんもでしょ 二人で遅くまで残ってたし…」

せつ菜「いえ 私にできたことなんて 微々たるもので…」

歩夢「でも… 私にはできないとこだよ…」

せつ菜「歩夢さん?」


歩夢「あの日… 合宿の日…」

歩夢「せつ菜ちゃんは侑ちゃんと 何してたの?」

せつ菜「侑さんと… ですか?」

歩夢「うん 東棟で二人が一緒にいるの 見かけたから」

せつ菜「ああ 侑さんが音楽室でピアノを弾いてらしたので 少しお話ししました」

歩夢「侑ちゃんが ピアノ…?」

せつ菜「はい 以前聞かせて頂いた時より ずっと上達していて」

せつ菜「新しい『好き』を見つけるって ステキですよねえ」

歩夢「え…?」

歩夢「私… 知らない」

せつ菜「ん? どうかしましたか?」

歩夢「ううん 何でもない」

せつ菜「あ…」



歩夢「ハァ…」

歩夢「私の知らない 侑ちゃんがいる…」


歩夢「ん…?」


歩夢「あ…!」



侑「歩夢が部屋に来るの 久しぶりだね」

歩夢「そうだね」


歩夢「あっ…!」

侑「ああ これ? 少し前から練習してるんだけど 全然うまくならなくって」


侑「あのね 歩夢に話そうと思ってたことがあるんだ」

侑「ただ 自分でも自信が持てなくて もっと弾けるようになってからって思ってたら 時間たっちゃってさ」

歩夢「それってピアノのこと?」

侑「え? うん それもあるんだけど…」

歩夢「だったら どうしてせつ菜ちゃんには教えたの?」

歩夢「私には言えなくて せつ菜ちゃんには…!」

侑「え? なんでせつ菜ちゃんが出てくるの?」

歩夢「せつ菜ちゃんの方が大事なの!?」

侑「違うよ」

歩夢「あっ…!」


侑「歩夢に伝えたかったのは…」

歩夢「ん?」

侑「もっと 先のこと」

歩夢「え…?」

侑「私ね 夢ができ…」

歩夢「嫌!」

侑「歩夢!?」


歩夢「聞きたくないよ…」

侑「歩夢?」

歩夢「私の夢を一緒に見てくれるって ずっと隣にいてくれるって 言ったじゃない…!」

侑「あ…」

歩夢「私… 侑ちゃんだけのスクールアイドルでいたい」

歩夢「だから…」

歩夢「私だけの侑ちゃんでいて…」




ゆっくりと走るこの道 何かが生まれかけてるんだ

それを伝えたいよ 君へと伝えたいんだ


毎日見上げる空の 青さも 季節ごと変わって

決まりはないね 自由に 描いてと 誘われてるよ


あせらないで 行こう!

ときめく 時間を楽しんで もっと!

みんな 自分が好きなことを 追求しちゃおう


どこに向かうか まだ分からないけど

面白そうな未来が待ってると

笑いあえる 君がいれば

嬉しい 今日も ありがとう


さあ これからはそれぞれの地図マップ

広げたら 気軽に飛び出そう

夢見て 憧れて また夢が見たいんだ

見たい、見たいんだ!



侑&歩夢「次回 『花ひらく想い』」