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1期13話
1期13話「みんなの夢を叶える場所
スクールアイドルフェスティバル

しずく「音楽科に!?」

しずく「確かにうちは学科も多くて 転科も認められてますけど…」

彼方「思い切ったね〜 侑ちゃん」

侑「うん きっかけをくれたのは歩夢」

侑「そして みんなが私に勇気をくれたんだよ」

かすみ「かすみんたちが?」

侑「スクールアイドルを頑張っている みんなを見てたらね」

侑「本当にやってみたいことは とにかくやってみようって思ったんだ!」

愛&果林「あっ…」

果林「そう」

愛「フフッ」

侑「といっても まずは転科試験があるし そもそも受かるかどうか分からないんだけど」

愛「やってみなよ ゆうゆ!」

侑「あ…」

愛「応援するからさ!」

せつ菜「ステキな夢だと思います」

しずく「私たちにできることがあったら 何でも言って下さい!」

エマ「そうだ! 寮に音楽科の子がいるから 話聞いてみよっか?」

璃奈「私 試験問題の傾向と対策考える」

かすみ「か… かすみんだって 侑先輩のためにいろいろしてあげるんですからね!」

侑「みんな… ありがとう!」

歩夢「明日は頑張ろうね 侑ちゃん」

侑「うん!」

せつ菜「その意気です!」

せつ菜「スクールアイドルとファン そして ライブを楽しんでくれる人たち全員のフェスティバル」

せつ菜「大いに盛り上がりましょう!」

せつ菜以外「お〜!」




いこう! 明日へ

虹のMelodies


青空 雨あがり

希望の 風吹いて(Blowing)

予感のなか 踏み出すよ 最初の一歩


世界が きらめいて

ココロに 湧き上がる(Feeling)

「いま駆け出したいんだ…!!」

(Move on!  Move on!)


重ねあう 小さなメロディ(Our Colors)

弧を描いてほら 街中に響くよ

(Reaching for far blue sky!)

いっしょに歌おう!


溢れだす この気持ち

胸の奥 もう止まらない

虹色Passions!

勇気に染まるColors


果てしない 空のむこう

ミライへと 橋をかけよう


高鳴る シンパシー

キセキ咲いてくよ

いこう! 明日へ

光れMelodies


そうきっと ひとりじゃないよ

いつもみんな いるから

夢と夢 繋いでいこう



「もうすぐ始まるよ!」

「急ごう!」


「走らないで下さ〜い」



歩夢「はい せつ菜ちゃん」

せつ菜「書いたら 次はエマさんに渡せばいいんですよね」

歩夢「うん お願い」


侑「みんな!」

歩夢&せつ菜「あっ!」

侑「準備終わった?」

侑「東雲と藤黄は もうステージに向かってるって」

歩夢「あ… もうそんな時間?」



かすみ「しず子〜 かすみんの前髪変じゃないですか?」

しずく「大丈夫 かわいいよ」

かすみ「えへへへっ ありがと」



果林「ほら 彼方起きて」

彼方「ん〜… ふぁ〜…」

愛「よ〜し! じゃあいきますか!」

璃奈「あっ 愛さん その前に…」

せつ菜「大切なことを忘れていますよ」

愛「アハッ ごめんごめん」


エマ「お願い かすみちゃん」

かすみ「任せて下さい!」

かすみ「それでは いきましょう!」

全員「私たちの虹を咲かせに!」



生徒会副会長「1分前です」



侑, 色葉, 今日子, 浅希, 生徒たち「10! 9! 8! 7! 6! 5! 4! 3! 2! 1!」

侑, 色葉, 今日子, 浅希, 生徒たち「スクールアイドルフェスティバル スタート!」




歩き出そう Dreaming Way

未来へと続く

始まったばかりの夢から



今日子「歩夢ちゃ〜ん!」

今日子「アハハハッ!」


歩夢「ありがとう みんな!」


子供たち「わあ! …あっ」

子供たち「おねえちゃ〜ん!」




太陽 降り注ぐよ

さぁ行こう! 愛がSun Sunと

ハロー!ハロー! ハロー!ハロー!



「わあ!」

色葉「どうぞ!」

「これは…」

色葉「フフッ」

色葉「『もんじゃ みやした』特製 もんじゃ棒です!」

「はむっ」

「おいしい!」


愛「どんなもんじゃ〜い!」

愛「もんじゃだけに!」

愛「さあさあ 寄ってらっしゃい見てらっしゃ〜い!」




抱きしめよう


Butterfly 羽を 広げたら

ハルカカナタ



彼方「ふわぁ〜… ちょっと横になっちゃおうかな〜」

彼方「すや〜」


観客「すや〜」


遥「こんなライブ… ありなのかなあ…」


彼方「お祭りだから ありなので〜す」




チガウスガタ チガウカタチ

なのにどうして オナジキモチ!!(⸝⸝>▿<⸝⸝)



璃奈「ニャアアア!」

浅希「チュー!」




思いっきり 伝えたいんだ

カラフル! 笑顔! 心地いいな♪



璃奈「ムン!」

浅希「チュー!」


浅希「瞬殺…」

璃奈「璃奈ちゃんボード 『ムン!』」


「次 私!」

「私もやりたい!」

「私も!」


璃奈「私も… みんなとやりたい!」




Vividな世界



果林「エマ!?」

果林「あ… どうしたの? その子たち」

エマ「仲良しになったんだ」

子供「エマおねえちゃんと踊る〜!」

子供たち「私も〜」

エマ「果林ちゃん ステージ交代の時間だよ?」

果林「ああ もうそんなたったの?」

果林「え〜と… 私の次のステージは… どこかしら…」

2人「私たちがご案内します!」

果林「助かるわ」


エマ「ふふっ」




心に耳をすませて


きっとこの場所で 夢が目覚めてくから



中学生A「スクールアイドルかあ…」

中学生B「やってみたいって言ってたよね」

中学生A「うん! 興味はあるけど… 私じゃ無理なのかな…」

果林「何言ってるの?」

中学生A&B「ん? ああっ!」

果林「やりたいと思った時から きっともう始まってるのよ」

中学生A&B「は… はい!」




La Bella Patria

この歌声 届くように





かすみ「にひっ」

かすみ「う〜はっはっは〜! 盛り上がってますねえ!」

かすみ「ですが 今日一番輝くのは かすみんとかすみんのファンなのです!」

せつ菜「かすみさん!? それは…」

かすみ「コッペパン同好会の皆さんとつくった 移動型ステージ 『どこでもかすみん』です!」

かすみ「いっきますよ〜!」

かすみ「かすみん プリティー イリュージョン!」

せつ菜「ゴホゴホッ! これでは歌が…!」

かすみ「クックック…」

かすみ「終わりです!」

しずく「そこまでです!」

かすみ「うっ!?」


しずく「スクールアイドル数あれど 正義のアイドルただ一人!」

しずく「助けを呼ぶ声聞こえれば 歌声聞かせてしんぜよう!」

しずく「ここからは 私のステージよ!」

しずく「しずくスカイブルーハリケーン!」

かすみ「どっひゃ〜! 風で煙があ〜!」


しずく「おいたはそこまでです!」

かすみ「おのれ〜!」

しずく「せつ菜さん 今です!」

せつ菜「しずくさん ご協力感謝します!」

せつ菜「せつ菜☆スカーレットストーム!」


観客「キャー!」

かすみ「ひゃあ〜! ゴホゴホッ!」

かすみ「うう〜! 覚えてて下さいよぉ〜!」

せつ菜「ふぅ…」

せつ菜「今日もまた 世界を救ってしまいました!」

「わあ〜!」

「かっこいい〜!」

しずく&せつ菜「いきますよ!」


しずく&せつ菜「フフッ イェイ!」



エマ「はい 彼方ちゃん」

彼方「うん なんとか間に合いそうだね〜」

エマ「急いで回そう」

彼方「だね」



歩夢「フフッ」

姫乃「歩夢さん!」

歩夢「姫乃ちゃん」

歩夢「これから休憩?」

姫乃「はい」

姫乃「どうです? ライブ」

歩夢「フフッ すごく楽しいよ」

姫乃「私たちもです」

姫乃「お互い 頑張りましょう」

歩夢「うん!」


「何かイベントやってるの?」

「地元のスクールアイドルが集まって お祭りしてるんだって」

「へえ〜」

侑「これどうぞ!」

「ん?」

「ん?」

侑「このあと近くで 東雲学院のステージがあるんです」

侑「絶対楽しいですから お時間あったら是非!」

「面白そうかも」

「行ってみる?」

侑「よろしくお願いしま〜す!」

歩夢「侑ちゃ〜ん!」

侑「ん?」

侑「あっ 歩夢! 暑いねえ」

侑「ちゃんと水分補給してる?」

歩夢「うん」

歩夢「ずっと チラシを配ってたの?」

侑「そうだよ」

歩夢「みんなのライブも見たらいいのに」

侑「そりゃ見たいのは山々だけど…」

侑「どうせなら たくさんの人に見てもらいたいじゃん?」

侑「だってこのライブは 私たちで頑張ってつくり上げたものなんだから!」

歩夢「あ…!」

侑「何ていうか… 自信が欲しいんだよね 私」

歩夢「え?」

侑「今から新しいことやるって やっぱり 大変だろうし…」

侑「だからさ このフェスティバルをやりきれたら 私だって きっと何とかなるって…」

侑「怖がらないで 自分の夢に向かっていけるはずだって 思いたいんだよね」

歩夢「侑ちゃん…」


侑「もしもし?」

侑「…え!? 機材トラブル? 音が出ない!?」

侑「ちょっと愛ちゃんのとこ行ってくる!」

歩夢「ん!」



観客「結構時間たってるよ」


侑「どんな感じ!?」

愛「あっ… 今 りなりーが見てくれてる」

侑「あっ…」

愛「直るかな…?」

璃奈「あとは再起動すれば…」


璃奈「直った」

愛「ん〜! ありがとうりなりー!」

璃奈「うわっ」

璃奈「もしかしたら…」

愛「ん?」

璃奈「今 初めて愛さんの役に立てた?」

愛「フフッ」

愛「何言ってんの! このこの〜」

璃奈「あっ! あわわわわわわわわ…」

愛「エヘッ」

璃奈「うん」

愛「あっ その顔久々に見た!」

璃奈「『てれてれ』」



かすみ「んっ… ぷはぁ〜!」

かすみ「ん?」

しずく「お疲れさま」

かすみ「しず子!」

しずく「即興にしてはうまくいったんじゃない?」

しずく「すっごく盛り上がってたよ」

かすみ「うん… ま… まあ それならよかったけど」

しずく「ちょっといい?」

かすみ「ん?」


かすみ「あ… これって…」

しずく「演劇祭のお礼」

しずく「似合うと思って 買っておいたの」

かすみ「あ… フフッ エヘヘヘへッ」



侑「う〜…」

侑「サイッコー!」



かすみ「これでどうかな?」

しずく「うん いいと思う」

果林「出来たみたいね」

かすみ&しずく「ん?」

果林「東雲学院とのコラボステージの後で みんな集まれるみたいだから…」

果林「あ…」



観客「うわっ 雨!」



愛&せつ菜「ハァッ ハァッ ハァッ…」



美咲「困ったね」

せつ菜「皆さん ステージは…?」

璃奈「全部 中断してる」

美咲「天気予報は晴れだったのに…」



彼方「ねえ ステージが使えるのって…」

かすみ「7時までです」


遥「このあとのステージは?」

クリスティーナ「長引くようなら 組み直しが必要ね」

遥「あ…」



侑「どうしよう…」



美咲「雨 やっとやんだね」

姫乃「でも…」


せつ菜「あ…」



遥「これで 終わりなんですか…?」

侑「…そうだね」

遥「あっ…!」

侑「もうステージは使えないし 集まってくれたみんなも 帰っちゃっただろうし…」

侑「こんな 終わり方…」

歩夢「終わりじゃないよ」

侑「あ…」

歩夢「これで終わりになんて… できない」

歩夢「まだ 伝えたいことがあるから」

侑「え…?」


侑「あ…」

今日子「雨 やみましたね!」

侑「え?」

色葉「みんな待ってますよ!」

侑「みんなって…」

浅希「みんなはみんなです!」

浅希「ほら!」

侑「ん?」


侑「あ…!」


今日子「副会長が あとワンステージだけやれるように 学校に掛け合ってくれたんです!」

浅希「それぞれのステージにも まだ人が残ってます!」

色葉「だからまだ終わりじゃないです!」

侑「あ…!」


愛「走れば間に合うよ!」

エマ「早く行かなくっちゃ!」

せつ菜「急ぎましょう!」


しずく「私たちも!」

かすみ「ダッシュですよ!」


果林&彼方「フフッ」


侑「あ…」

歩夢「ほら! 侑ちゃん」

侑「あっ!」



かすみ&しずく「ハァッ ハァッ ハァッ…」


愛&璃奈「ハァッ ハァッ…」


果林&彼方「ハァッ ハァッ ハァッ…」


せつ菜&エマ「ハァッ ハァッ ハァッ…」


侑&歩夢「ハァッ ハァッ…」



侑「ハァ… ハァ… ハァ…」

侑「あ…」


姫乃「準備は出来ていますよ 虹ヶ咲の皆さん」

遥「想いをちゃんと伝えて下さいね」

彼方「ありがとう」


歩夢「侑ちゃん」

歩夢「このステージは 客席から見ててほしいの」

侑「あ… え?」



観客「スクールアイドルフェスティバル最高〜!」

観客「もっと歌って〜!」


侑「あ…」



かすみ「最後のステージに集まって頂いた皆さん そして… モニター越しに見てくれている皆さん」

かすみ「今日は私たちと一緒に楽しんでくれて 本当にありがとうございます!」

愛「ちょっと アクシデントもあったけど みんなのおかげで このステージに立つことができました!」

璃奈「今日は いろんなステージを回って みんなと繋がることができて… とっても大切な1日になりました」

しずく「スクールアイドルフェスティバルは みんなの夢を叶える場所」

しずく「私たち同好会は グループとしてではなく 一人ひとりがやりたい夢を叶えるスクールアイドルとして 歩き始めました」

果林「一人で夢を追うことは簡単ではなくて… それぞれが それぞれの壁にぶつかったけど…」

エマ「その度に誰かが誰かを支えて 今日 ついに大きな夢を叶えることができました」

彼方「私たちは 一人だけど 一人じゃない」

せつ菜「今までみんなに支えてもらった分 次は私たちが みんなの夢を 応援します!」

歩夢「これからも つまずきそうになることはあると思うけど」

歩夢「あなたが私を支えてくれたように あなたには 私がいる」


侑「あ…!」


歩夢「この想いは一つ」

歩夢「だから 全員で歌います!」

侑以外「あなたのための歌を!」



『夢がここからはじまるよ』

La la la…

その手を伸ばして

La la la…

夢を追いかけて


心のアルバムに 溢れてる思い出

こぼれた涙だって 今輝き出すよ


広げた未来図 一緒にね

自由に描いて いたいけどね

出会えた大好きなら 迷わずに走りだそう


始まるんだ  New Stories

あの日芽生えた勇気

時を越えて今 大きく咲いていくよ

遠く(響け)届け きみの思い

ほら 夢で開く 新しいページ


踏み出そうよ New Stage

きっと大丈夫だよ

誰より知ってる 願いは叶うよ!

新しい明日へと

さぁ 夢がここから始まるよ


もう ほどけないようにぎゅっと

胸のリボン結んだら

行こう!(行こう!)

あの虹の先で 奇跡が待ってる!


名前を呼ぶ声 聞こえてくる度に

高鳴ってく鼓動 強くね なれるんだよ

もっと もっと 届け 熱い思い

ずっと、ずっと、ありがとう


始まるんだ  New Stories

あの日芽生えた勇気

時を越えて今 大きく咲いていくよ

遠く(響け)届け きみの思い

ほら 夢で開く 新しいページ


踏み出そうよ New Stage

きっと大丈夫だよ

誰より知ってる 願いは叶うよ!

新しい明日へと

さぁ 夢がここから始まるよ


La la la…

夢を追いかけて



侑(何ごとも 全部うまくいくなんてことは あるわけなくて…)

侑(実際は 後悔しちゃうことばかりなんだと思う)

侑(でも!)



璃奈「みんな 見て」

璃奈「たくさんの学校から 同じ内容のメールが来てる」

かすみ「『スクールアイドルフェスティバルのこと ネットで知りました 次は絶対に参加したいです』!」

かすみ「これは…」

しずく「フェスの動画 かなりの数が上がってましたから その影響でしょうか」

果林「よかったじゃない 校内でも話題になってるみたいだし」

エマ「みんな〜 見て見て!」

エマ「いろんな国からお手紙が来てるよ〜!」

彼方「すごいじゃ〜ん これは是非とも第2回もしなきゃだね〜」

愛「愛さん燃えてきた〜!」

せつ菜「次はもっとたくさんの人たちと一緒に 盛り上がるお祭りにしたいですね」

歩夢「フフッ」

璃奈「どうしたの? 歩夢さん」

歩夢「ううん ちょっと思っただけ」

歩夢「始めて よかったって!」



侑「うん!」




ゆっくりと走るこの道 何かが生まれかけてるんだ

それを伝えたいよ 君へと伝えたいんだ


毎日見上げる空の 青さも 季節ごと変わって

決まりはないね 自由に 描いてと 誘われてるよ


あせらないで 行こう!

ときめく 時間を楽しんで もっと!

みんな 自分が好きなことを 追求しちゃおう


どこに向かうか まだ分からないけど

面白そうな未来が待ってると

笑いあえる 君がいれば

嬉しい 今日も ありがとう


さあ これからはそれぞれの地図マップ

広げたら 気軽に飛び出そう

夢見て 憧れて また夢が見たいんだ

見たい、見たいんだ!